1.担当している仕事内容
お客様が撮影された写真を、より綺麗に、より印刷に適したものになるように色味や明るさを補正するのが私のメインの仕事です。一口に「撮影された写真」といいましても、カメラマン、生徒・保護者・先生が撮影したものだったり、カメラの種類、天候やシーンも好みも様々です。それらが同じページに載ったときに等しく綺麗だと思っていただけるようにPhotoshopを使って一枚一枚補正していきます。そのためには色を細かく識別できる能力が必要となってきます。
私は配属されるまで写真や色、Adobeに関する知識やスキルはありませんでしたが、学んだり、トレーニングを受けたりすることで少しずつ身につけているところです。
また、多くの写真を扱っておりますので、その経験を活かし、より質の高い写真となるよう撮影技術やサポート、デザインを考え、プロジェクトとしてお客様に還元しております。例えば、私は現在、アルバムの個人写真の背景紙のデザインを開発したり、よりお客様の好みの色調や明るさ・濃淡を正確にヒアリングできるような仕組みづくりを行っています。
他にもお客様に相談に乗っていただけるよう、撮影技術の勉強も業務の一環として行っています。仕事をしながら「こういうものや仕組みがあったらいいよな」「こんなスキルや知識が身につけば役に立つかも」と自分で思いついた案も評価していただける制度もあり、積極的に行動に移していくことができ、とてもやりがいを感じています。
2.仕事を通じて得たこと・今後挑戦したいこと
私は仕事を通じて、お客様の意図を汲み取ることの難しさを感じています。
同じ写真を目の前にしても人や場所、ディスプレイ、時間帯によってそれが濃く見えるか薄く見えるか、赤く見えるか青く見えるかなど、大きく印象が変わります。ですので私たちのもとで正しい色に仕上げてもお客様からは「もっとこうしてくれ」と要望が入ることが多くあります。お客様の意図をうまく汲み取らないと何度もやり直しになったり、信用を失うことにもなります。
お客様と社内の担当の方に私たちが写真に何をしているのかを正しく知っていただくこと、うまく言葉にできないときに気軽に当部署に相談できるような関係を作ること、色や濃度などについてお客様と共通の言葉を設けるなど様々な働きかけと仕組みづくりをすることにより、お客様の満足に近づけると考え、今後力を入れていきたいと思っております。
配属されるまで、色調どころかパソコンについてもカメラについても全く知識がなかった私ですが、先輩方に一から丁寧に教えていただけて、自分でも「もっとこうしたらいいのでは」とたくさん思うようになり、今後はそれを活かすために上記のことだけでなくより多くのことに挑戦していくつもりです。
3.学生へメッセージ
私の就職活動は大学で学んだこととは全く違うことへの挑戦でしたので、自分が何がしたいのか等と悩むことも多くありましたが、社会人となった今は毎日がとても楽しいです。
私の働く意味は「誰かに必要とされて生きていたい」と思っているからです。どんな仕事であれ働く意味や価値観を持っていればそれは楽しくなるものだと思います。今の私の仕事は直接お客様の声を聴くことはできませんが、それ以上に上司や同僚は私の仕事ぶりを見てくれ、事あるたびにほめて(認めて)いただいたり、些細なことでも皆さんに「ありがとう」と言ってくだり、「この人たちのためにもっと仕事をがんばろう」という気持ちになります。
就職した今でも、自分の働く意味に合っているし、周囲の人にはとても恵まれていると感じます。人間関係はどんな場であれ発生することですので、皆さんも幸せだなと思える人々に出会えるよう願っております。
就職活動はストレスばかりだし、とにかくつらくなる時もありますよね。それでもこうして企業のホームページをチェックしたり調べたりしている皆さんのことをとても尊敬します。最近は高校や大学に進学するのも、新卒で就職するのも当たり前みたいな風潮がありますが、そのレールに乗ることだって本当は当たり前じゃないし、すごく労力と気力が必要なことだと思います。もちろんレールに乗っかってるだけじゃだめだ!という人もいるでしょうが、私は就職活動を頑張っている皆さんを心から尊敬しますし、応援しています!
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